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交響曲第7番『夜の歌』、第8番『千人の交響曲』 パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団(2DVD)

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
729508
組み枚数
:
2
レーベル
:
:
Europe
画面サイズ
:
ワイドスクリーン
:
カラー
フォーマット
:
DVD
その他
:
輸入盤

商品説明


マーラー:交響曲第7番『夜の歌』、第8番『千人の交響曲』
パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団による全集シリーズ第4弾!


「C-major」レーベルよりリリースされている、パーヴォ・ヤルヴィ&フランクフルト放送交響楽団によるマーラー・チクルスの第4弾は、交響曲第7番『夜の歌』、第8番『千人の交響曲』。パーヴォは、マーラーの交響曲の中でも第7番が特に好きだということ。一般的には演奏される機会は他の曲と比べると少ないですし、マンドリン、ギター、カウベルなど新しい楽器を取り入れ、全体としては見通しが効かず、理解しにくいとされています。しかしパーヴォはこの作品を世に出したマーラーの姿勢に共感し、「私はやりたいことをやる」というスタンスが大変気に入っており、ある種の前向きさを感じると言っています。それはパーヴォの演奏にもあらわれており、マーラーが作品に託した輝きを明確にし、パーヴォの透徹した視点が、複雑な構成をもつ作品に道筋を与えています。
 一方、第8番をパーヴォは悪夢だと表現しています。実際に『千人の交響曲』と呼ばれ、ステージには300人ほどが並び、映像でみると圧巻の迫力。パーヴォは「壮大な5番、悲劇的な6番、辛辣な7番、そして8番で元に戻った。過去の成功のバラマキだと批判する人もいるが、そうではなく告白と救済というテーマをもとに、マーラーはありのままに愛されることを望んだ、それを表現した作品である」と語っています。パーヴォは第2部の救済というテーマを宗教的なものではなく、マーラーの母親、アルマ、グレートヒェン、関係する女性に無条件の愛を求めた個人的な視点をクローズアップした解釈で、女声、男声、少年合唱を巧みに使い感動的に聴かせています。(キングインターナショナル)

【収録情報】
マーラー:
● 交響曲第7番ホ短調『夜の歌』
● 交響曲第8番変ホ長調『千人の交響曲』


【第8番のソリスト、コーラス】
 エリン・ウォール(ソプラノ)
 アイリッシュ・タイナン(ソプラノ)
 アンナ・ルチア・リヒター(ソプラノ)
 アリス・コッテ(メゾソプラノ)
 シャルロッテ・ヘレカント(メゾソプラノ)
 ニコライ・シューコフ(テノール)
 ミヒャエル・ナジ(バリトン)
 アイン・アンガー(バス)
 リンブルク大聖堂児童聖歌隊
 ヨーロッパ合唱アカデミー
 チェコ・フィルハーモニー合唱団

 フランクフルト放送交響楽団(hr交響楽団)
 パーヴォ・ヤルヴィ(指揮)

 収録時期:2011年(第7番)、2013年(第8番)
 収録場所:ラインガウ音楽祭(ライヴ)
 映像監督:ミケーレ・チニセルリ

● 特典映像:パーヴォ・ヤルヴィ、マーラー交響曲について語る(第7番&第8番)
 言語:英語(字幕:ドイツ語、韓国語、日本語)

 収録時間:本編164分、特典19分
 画面:カラー、16:9
 音声:DTS 5.1、PCMステレオ
 字幕(第8番):独英仏西中韓日
 NTSC
 Region All

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第7番は第1番と同じヴィースバーデンのフリ...

投稿日:2015/04/25 (土)

第7番は第1番と同じヴィースバーデンのフリードリヒ・フォン・ティーアシュ・ザール、第8番はフランクフルト放響の本拠、フランクフルトのアルテ・オーパーで収録。演奏は第7番が圧巻の出来ばえ。パーヴォの指揮は曲が複雑になればなるほど、ますます冴える傾向があるが、その見本のような演奏だ。第1楽章冒頭、伴奏音型の符点リズムのクリアな処理以下、全曲のスコアを徹底的に掘り起こしていて、会場の音響特性が良いので、それが細部まで克明に聴こえる。たとえば第5楽章冒頭、金管のファンファーレに唐草模様のようにからみつく木管の「茶化し」音型をこれだけ明確に聴かせるのは、このような一発ライヴでは容易ではあるまい。全体としては速めのテンポ設定だが、終楽章は意外に速くなく、むしろ余裕のある運び。 その中でこの楽章の盛りだくさんのコラージュ風音楽を万華鏡のように繰り広げる。 一方の第8番は特に実演では肥満した巨大化のあまり、俊敏な動きのできない演奏を聞かされることが少なくないが、これは極限まで曲をシェイプアップし、スリム化した演奏。そもそも演奏者の人数が少ない。二百数十名ほどで、8番では最小の部類だと思うが、少年合唱など驚くほど少人数だ。ゆえにテンシュテットの録画のような巨大なスケールは全く望めないし、あくまで他の曲の演奏と比べてではあるが、パーヴォの指揮としては細部の彫琢、メリハリの効果ともに、やや物足りない。第2部の真ん中(スケルツォ部)あたりは、どうもダレ気味だ。指揮者自身のコメント以上に、演奏そのものが曲に対する愛着の薄さを物語ってしまっている。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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